• 水谷 純一

ダイエット、サプリメントに効果なしって知ってますか?




はじめに

ダイエットを進めていくにつれ、たくさんのサプリメント情報が飛び込んできます。

有名人が愛用している。SNSで写真付きで効果が説明されている。これらを信じてサプリメントを飲んでも、基本的に効果は得られません。サプリメントを摂取するにあたって必ず見なければいけないポイント。「エビデンス」について今回は紹介させていただきます。



見栄えだけのサプリメントは無意味?

ネット社会の現代、まず皆さんがどのようにしてダイエットの情報を手に入れるのか。


ほとんどの場合、まずはインターネットを介して情報を仕入れようとします。


最近ではgoogleで検索するのではなく、SNSのタグ付けで検索し、


情報を手に入れることが主流となりつつあります。


そんな中、皆さんがまず目にするのは、


見栄えの良い謳い文句や「○○の有名人が愛用」などのメッセージです。


中には、使用前と使用後(という設定の)写真を比較して


「たった2週間で運動せずに15kg減量!」


などのネオン街さながらの煌びやかなキャッチコピーを見つけるかもしれません。


そうしたサプリメントの広告(有名人が愛用!は、単にメーカーの宣伝に他なりません)


には、もっとも重要な要素が排除されていることにお気づきでしょうか?



科学的根拠が欠けている

サプリメントの摂取には科学的根拠が必ず必要です。


たとえばビタミンCが風邪に効く!という言葉をあなたが耳にしたことがある場合、


風邪をひいたとき、きっと記憶を頼りにビタミンCのボトルに手を伸ばすでしょう。


そうして、1タブレット100mgのビタミンCサプリメントを1粒飲んで


(多く見積もっても2~3粒)、後は安静にして時間が過ぎるのを待つわけです。


こうした時に、体内に取り込んだビタミンCは、


風邪の期間を短くしてくれるのでしょうか?答えはおそらくNOとなります。


理由は簡単で、ビタミンCで風邪の症状を改善させるには、


もっともっと大量に摂取しなければならないからです。



基となるデータの存在

風邪にビタミンCが効果的。と論文を発表したライナス・ポーリング博士は


「風邪の症状の改善には5,000mgから100,000mgのビタミンCが必要だ」と述べました。


つまり、科学的に(医学的にも)ビタミンCが風邪に効く。というデータは、


5g~10gのビタミンCを摂取した場合に起こりうることであり、


必要量に達していなければそもそも効果がないのです。


先ほどの例えで行くと100mgでは、ビタミンCのニーズを満たすための容器の、


ほんの数センチしか埋めることができません。


このように、サプリメントが「○○に効く」などと言われる場合、


何かしら基になっているデータがあるはずです。


このデータの存在なくして、サプリメントに効果を求めることは不可能なのです。


余談ですが、この後、ビタミンCは風邪の諸症状の緩和に効果的ではない。


という論文も発表され、現在も議論が続けられています。



エビデンスを探そう

先に述べた通り、サプリメントで効果を得る場合、科学的な根拠が必要です。


これを「エビデンス」と言い、エビデンスのないサプリメントは単に


「高価な水」と同じだと言えます(水の方がエビデンスのある分、価値があるかも)。


ありがたいことに、我々は普段からインターネットという情報インフラと繋がっています。


気になるサプリメントがあれば「○○ エビデンス」などと検索することで


有益な情報を手に入れることができるでしょう。


間違ってもこの段階で販売サイトに飛んではいけません。


幸運にもそのサプリメントがダイエットに効く!というエビデンスが見つかったとして、


次にあなたが知らなければいけないことは


「何日間、どれぐらいの量を、どのような方法で摂取した場合」か、ということです。


つまり、エビデンスと同じ方法で摂取しなければ効果は望めません。


また、エビデンス通り摂取した際の副作用の有無も確認しましょう。


さあ、ここからが本題です。



あなたのサプリメントに価値はあるのか

エビデンスを知ることができたあなたは、きっとこう思うはずです。


「私の持っているサプリメントに、これだけの量の成分が含まれているのだろうか」と。


そしてあなたは1本9,800円で購入したサプリメントのラベルを見て驚きます。


なぜならそこには、エビデンスで使用された量の10分の1しか含まれていないからです。



10倍の量を飲むのか

そうすると、考えられる手段はただ一つ。


ラベルに記載された1回分の10倍、


10回分を一度に飲むということです(きっとのどに引っかかる事でしょう。多めの水を用意しておいた方が賢明です)。


すると、途端にそのサプリメントの価格は10倍にまで跳ね上がります。


そのサプリメントは今後も飲み続けられるのでしょうか?


急上昇するエンゲル係数に、あなたの財布が耐えられるなら


(そして食道が大量のタブレットを通してくれるなら)、何の問題もありません。


そうでなければ、そのサプリメントは一気に無価値なものに変わります。



これはまだ幸運な方

失意の気持ちでボトルを手放す必要はありません。むしろずっと取っておきましょう。


なぜならそのサプリメントこそ、あなたにエビデンスの大切さを教えてくれた


(なんとたったの9,800円で!)先生なのです。



悪質なサプリメントはどこまでも

もっとも悪質なものは、そもそもエビデンスが存在していないのに、


あたかも効果があるように謳っている「自称健康補助食品」の数々です。


ガンを改善するサプリメントはほとんどないにも関わらず


「ガンが消えた」「手術とは違う最高の選択!」などと謳っているものたちです。


ガンに限らず、この手の似非科学はサプリメントや健康産業に大変多く存在します。



おわりに しっかりと自分の考えを持とう

こうした情報をうのみにすることなく、サプリメントを選択するためには、


自分の中で基準を設けることです。


その基準のひとつに今回のエビデンスの有無を含むことができれば、


98%の正しい選択ができるものと信じています。


一人でも多くの方が、本当に意義のあるサプリメントを選択できるようになれば幸いです。


それでは、よいダイエットライフを!

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now