- 水谷 純一
ハーバード大学が研究した!牛乳やチーズの危険性、、、実は!
普段食生活で「牛乳」「チーズ」は誰もが食べたことのある食材で
知らない人はいないでしょう。
ただ、普段から口に入れているからこそ健康面での危険性はないのか?
本当にからだに良いのか悪いのか
ここでは、ハーバード大学の研究をもとに説明していきます。
はじめに
ダイエットをする上で、これだけは食べたい!
など譲れない食品があると思います。
特に、女性の方は乳製品などを好む傾向があったりします。
例えば、チーズや牛乳などは外せない!
という方も、多いのではないのでしょうか?
そこで今回はチーズや牛乳に的を絞って話を進めていきたいと思います。
はっきり言うと、
良い所も悪い所もありますが、
全体的に見れば必ずしも悪いとは言えません。
一部では、「牛乳は悪だ!」みたいな論調もありますが、
健康面のメリットも確認されているので、飲むのを止めるほどのことではありません。
ここからはそのエビデンスと伴に、
牛乳が及ぼす影響を説明していきたいと思います。
1・牛乳が及ぼす影響
1−1・死亡率
1−2・癌への影響
1−3・血圧への影響
1−4・アレルギーへの影響
1−5・心臓病リスクの影響
まとめ
1・牛乳が及ぼす影響
1−1・死亡率
29の観察研究をまとめた"メタ分析"により、
牛乳や乳製品をとる量が多くても、全死亡率には関係がなかったと出ています。
(高脂肪と無脂肪を問わず)
また別の3件の大規模な観察研究(追跡期間が30年超)のメタ分析では、
全乳飲み死亡率の増加と相関していた(低脂肪乳とチーズは無罪)と示しています。
この事から、全乳は避け低脂肪乳などをオススメします。
1−2・癌への影響
牛乳を飲むほど前立腺がんのリスクが高くなる傾向は一貫しています。
乳製品の総摂取量と子宮がんリスクにも、ある程度の相関があるとも言われています。
逆に乳製品と卵巣がんリスクに相関はなく、牛乳を飲むほど大腸がんリスクが下がる傾向があと言われています。
1−3・血圧への影響
牛乳はカリウムを多く含むので、血圧のコントロールに役立つ可能性はあります。
ただし、今の研究は結果がバラバラなので、
血圧が低下するかどうかは、結局不明のようです。
おそらく、ジュースや炭酸飲料のように不健康な食品を
牛乳に置き換えた場合は、血圧に効く可能性は高い。
しかし、すでに健康的な食事をしている場合は、
牛乳を取り入れても血圧にはプラスにならないかもしれません。
1−4・アレルギーへの影響
乳児の最大4%が乳タンパクにアレルギーを示されており、
ある実験では、家族にアトピーの患者がいる乳児は、
牛乳を飲むよりも加水分解のタンパク質を与えられたほうが
アレルギー疾患または湿疹を発症するリスクが低かったそうです。
1−5・心臓病リスクの影響
低脂肪または無脂肪の乳製品は、
LDLコレステロール(いわゆる悪玉)を減らすのに役立つ言われています。
前向きのコホート研究では、
全乳または低脂肪乳は、
心疾患や脳卒中の発生率と死亡率を上げる傾向が確認されませんでした。
おわりに
数々の研究データーを見ていると
必ずしも体に悪いとは言い切れませんが、
癌になるリスクもないとは断言できません。
チーズなどの発酵食品などは、
抗酸化作用もありますので、体には良い影響もあります。
全く摂取しないというのは、厳しいと思います。
牛乳に関しては良質なもの以外は避けた方がいいかもしれません。
毎日飲んでいると体に悪い影響を及ぼしかねないので、
牛乳が好きだからでも、控えた方が良さそうです。
でも牛乳は骨を丈夫にするから飲んだ方がいいのでは?という意見もあるようですが、
骨が成長するにはカルシウたけでは意味がありません。
ビタミン、ミネラル等の全てバランスよく摂った状態で、
1日15分以上、日光に当たり運動をする。
「食事、運動、日光」
この三つが揃ったことで、始めて骨は形成されていくので、
決して牛乳だけで補おうと思うのは大きな間違いです。
小さい頃からお子さんに牛乳を与え続けるご家庭では、少し見直した方が良さそうです。