2024-08-16

塩分(ナトリウム)は、体内で水分バランスを保ち、神経の伝達や筋肉の収縮、血圧の調節に重要な役割を果たします。しかし、塩分を過剰に摂取すると高血圧や心疾患のリスクが高まるため、適量を守ることが重要です。
特に日本人は塩分を摂りすぎる傾向があるため、食生活で意識的に塩分を控えることが推奨されます。健康を維持するためには、適切な塩分摂取が欠かせません。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、以下の目安が示されています。
- 成人男性: 1日あたり 7.5g以下
- 成人女性: 1日あたり 6.5g以下
これは、高血圧や心血管疾患のリスクを低減するための推奨量です。世界保健機関(WHO)は、さらに低い1日5g未満を推奨しています。
食生活では、味付けを工夫したり、加工食品の塩分量を確認したりして、塩分摂取を管理することが重要です。
おすすめの塩分は、天然塩や海塩など、加工が少なく、ミネラルが豊富に含まれているものです。これらの塩は、ナトリウムの他にカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルもバランスよく含まれているため、健康的な選択とされています。
おすすめの種類
- 天然塩: 海水や湖水を蒸発させて作られた塩で、ミネラルが豊富です。
- 海塩: 海水から作られた塩で、未精製のものは特にミネラルが豊富です。
- 岩塩: 地中に埋まった塩の層から採掘された塩で、ミネラルを含み、まろやかな味わいがあります。
ただし、いずれの塩も過剰摂取は避け、1日の摂取量を適切に管理することが大切です。